PS4の限定版を予約し、首を長くして待っていたペルソナ５。
発売日に開封して遊び始めていたがクリアするのに90時間近くかかる恐ろしいほどの作り込まれ方だった！

物語が始まる数ヶ月ほど前から、街では交通事故や工場の爆発や地下鉄の暴走など加害者が突如豹変し、事が終わった後に「なぜそんな事をしたのかわからない」と語る事件や事故が連発していた。世間ではこれを「精神暴走事件」と呼び、恐怖していた。
主人公はある理由により春から東京の私立秀尽学園へ転入することになった。 転入初日、通学途中に出会った同級生の坂本竜司とともに学校へ行くも、着いた先は学校ではなく謎の古城だった。わけも分からず異形の存在「シャドウ」に追い詰められる中、主人公は「ペルソナ能力」に目覚め、シャドウを撃退する。その後、竜司やクラスメイトである高巻杏達を虐げる教師・鴨志田を改心させたことをきっかけに主人公達は怪盗団を結成し、世間の悪人達の「改心」を始める。
〜Wikipediaより

一旦クリアして人間ステータスは全部MAX、コープについては女帝と塔以外はMAXレベルでクリアできた。
スポットへのお出かけはほとんどせず、なのでイベントを結構見逃している可能性は高い。
幾つかに分けて感想を述べていきたいと思う。

全体感想

会社側の事情もあり何回も延期された本作。
待っただけのかいはあったと、個人的には思う。
全体的に頭身が上がりつつ主人公キャラの表情とサブキャラの表情の豊かさに差があるのは事実だが、学園生活を送りながらイベントを追う雰囲気は変わらない。
ストーリーもダンジョンもギミックやトリックがあり飽きさせない。（二周目はダンジョンだるいかも…）
開始直後の主人公の疎外感、周りの人達の反応が前作と違いすぎるのは若干戸惑ったが状況を考えれば仕方がない。
終盤にかけての盛り上がり、収束の仕方も気持ちよかった。
JRPGというジャンルが評価されるジャンルとして区分されることがあまりないように思うのだけれど、ペルソナ５は間違いなく評価されるべきJRPGだと思う。
学園生活と社会問題と沢山の神話や宗教の絡む、ごった煮の内容。
これらをぐっつりコトコト煮込んであそこまでスタイリッシュにまとめる事ができるのは素晴らしいの一言に尽きる。
幾つかの謎が残っているが…まぁ今後フォローされることを希望したい。

音楽

ペルソナ４とはまた違った感じの曲調。
これがスゴく(・∀・)ｲｲ!!
(・∀・)ｲｲ!!のだが…。
ボーカル曲が少なめに感じてしまうのはなぜだろう…。
あと限定版に付属していたベストアルバムには先行してペルソナ５の曲が収められているのだが一曲だけボーカルバージョンが入ってないのが悔やまれる。早いところサントラを出すなりして全曲カーオーディオとかで聞けるようにしていただきたい。
ちなみにその曲は『Beneath the Mask』。
夜自室で流れる曲で、インストゥルメンタルはアルバムに入っているもののボーカル入りが欲しい。
とりあえずYoutubeにあったので貼っておく。

ボーカル曲はどれもお気に入り。
OP曲の『Wake Up, Get Up, Get Out There』を始めとして、オタカラを盗むときに流れる『Life Will Change』は、さぁやるぞ！という気持ちにさせてくれるし、通常戦闘曲である『Last Surprise』も飽きさせない。
今回ボーカルのLynさんは英語の発音がきれいだし、前作より歌詞が聞き取りやすい。
（正直前作の『ShadowWorld』とか大好きな曲だけれど、歌詞何言ってるのか聞き取れない…）

キャラクター

前作に負けず劣らず個性的なキャラクターが多いが、今回のメインヒロインはモルガナだろう笑。
残念に感じたのは序盤に登場して一緒に戦ってくれる仲間なのに、外見はやたらと目立つ高巻杏が後半にかけて全くキャラがたってないこと。
仲間の中で一番気に入ったのはフォックスこと喜多川祐介。

ボケかつ天然キャラ。
声も不思議な魅力を出していてとても良く合っている。
仲間との掛け合いでたまに発言をスルーされるところもツボだ笑。

その他

ストーリーは冒頭にも書いたようにまだ謎が残っているように感じられなくもない。

後半部分はある人物の生死が最後の展開を大きく変えうるし、そもそも最後のボスは本当にアレなのか？
名前と由来から深読みすると本当の黒幕がいそうだし…。
また周りからも物事が仕組まれすぎているという指摘が出てくるように、たとえ今回の物語が『ゲーム』だったからだとしてもここまで仕組む必要がアレには無いのでは…。
度々出てくる蝶もそうだし、胡蝶の夢を思わせるような隠喩も数多くあるように思う。
最後の竜司の言葉もこれまた妙に引っかかる…。
２周めもゆっくりやるつもりだけれど、ゼヒ追加DLCでかまわないので別のエンディングを出して欲しい。
しかし、待っただけのかいは間違いなくあった！

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