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『ボールルームへようこそ』が面白い!

私の勤めている会社は12月末で決算を迎える。
そして1月は新しい年とともに新しい体制、新しいストラテジーに則ってグローバルも日本支社も動くという流れ。
そのため1月には成人の日前後にアジア・パシフィック・ジャパンの面々を集めて例年Field KickOff Meetingが5日ほど行われる。
ここ最近は5年連続でシンガポールで実施されておりあの有名なマリーナ・ベイ・サンズに缶詰にされるのである。

毎年のこととはいえシンガポールは思ったより遠い。
そんなわけで毎年本やiPadに漫画を詰め込んでいくのだが、今年は『こち亀』と『ジョジョ』と『ボールルームへようこそ』を選んだ。
飛行機の中、ラウンジでの待ち時間、よる寝る前…結論から言うとボールルームへようこそばかり何回も読み返していた。

これは面白い、いや本当に。

あらすじ
将来の夢も趣味もなく、無気力に日々を過ごしていた中学生・富士田多々良。ある日、カツアゲにあっていたところ、謎のヘルメット男仙石要に助けられる。プロダンサーの仙石に連れ去られた場所は、社交ダンスの教室「小笠原ダンススタジオ」だった。勧められるままに体験レッスンを受けるが、そこで同じ中学の同級生花岡雫に出会う。雫は卒業後、プロを目指して海外留学を考えているダンサーだった。

雫の出場するダンス大会へ応援にいくが、そこで雫のパートナーで、ランキング1位の天才兵藤清春に出会う。スタジオ練習で、清春のモーションを目で見て盗む多々良は、シャドー練習に励み、ワルツをマスターする。
日本一を決める、最高峰のアマチュア大会である三笠宮杯・全日本ダンススポーツ選手権。そこに出場する清春&雫パートナーの応援に行った多々良は、仙石に強引に勧められて、行方不明の清春の代役として、雫のパートナーとしてワルツを踊ることになってしまう。
Wikipediaより

読んでいて『はじめの一歩』に似ているなぁと感じた。
主人公・富士田多々良が絡まれているところに動機付けのキャラクター・仙石要が絡んでくるところ、そして仙石要の俺様的なところと世界に通用する数少ない競技プレーヤであるところなど。
整理するとこんな感じだろうか?

富士田多々良 = 幕之内一歩
仙石要    = 鷹村守
花岡雫    = 宮田一郎
兵頭清春   = 宮田一郎

しかしボールルーム・ダンスが男女ペアで競われる競技なので『はじめの一歩』の少年雑誌っぽい男臭さは無いし、絵も基本的に少ない線で描かれているように感じる『はじめの一歩』と比較して、細かい線の集合で輪郭を縁取るような画風が独特の個性を出していて非常に面白い。
現在7巻まで出ているが続刊が非常に楽しみだ。

 

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