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ARCUSに行ってきた。

奥さんのお供でARCUSというアーティストレジデンスプログラムのイベントに参加してきた。
場所は茨城県の守谷市のもりや学びの里。
廃校になった校舎を再生して使っているらしく、入り口からしてどこか懐かしい。

今回発表してたのは
セイット・バタル・クルト
Seyit Battal Kurt(オランダ)
フロレンシア・ロドリゲス・ヒレス
Florencia Rodríguez Giles(アルゼンチン)
コンスタンティノス・タリオティス
Constantinos Taliotis(キプロス)
の3名。

まだ途中経過ということで完全な作品を発表する場ではなかったが、個人的にはタリオティスのフランク・ロイド・ライトに関連した作品が気になった。
クルトの作品も気になったが私がライト好きなんだからしゃーない笑。
フロレンシアの作品はすいません、おなかすいててそれどころじゃなかったんです…。
ちなみに写真はフロレンシアが制作の過程において覚書として描いたもの。

クルトはクルド人としての生い立ちを持っており、彼の一番最初の作品にも非常に興味をもったのであとでDropbox経由で共有してもらえるようにお願いした。
私が初めてクルド人という単語を意識したのはPSゲームのメタルギアソリッド。
敵キャラのなかにいたスナイパーウルフという人物の生い立ちがクルド人だった。

私はクルドだ。ずっと落ちつける所を探してきた。私は戦場で生まれた、育ったのも戦場だ。銃声や怒号、悲鳴が私の子守歌だった。来る日も来る日も狩りたてられ憑かれたように戦う。それが私の日課だった…。朝目覚めると仲間や家族の死体が累々と横たわっていた。私達は朝日を見ながら…今日の命を祈った。政治や歴史は、単に私達をなぶるだけの存在でしかなかった。…そんな時、あの人が現れた。あの人…英雄サラディンが助けてくれた。
MGSより

果たしてクルトもここまで過酷な人生だったのか、直接聞いたわけではないので分からない。
でもとても穏やかで優しそうな人で、それがすごくすごく印象に残った。

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